SMOKE on the ROCK

タバコとロックとすけろく

酒と煙とロック(アルバム紹介)

酒と煙とロック47(Uヒープ/ソールズベリー)

ヨーロッパへは行ったことないんですが、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城と並んでぜひ行ってみたいのがイギリスのストーンヘンジです。まあアメリカよりもさらに遠いし、ただでさえ旅行嫌いなのに加えて、気力・体力以上に何より財力が乏しいが故にとう…

酒と煙とロック46 (ロキシーミュージック/カントリーライフ)

高度成長期とは言え1枚2,000円もするアルバムをホイホイと買えるほど裕福でもなく、また仲間内ではどうしても当時のメジャーバンドの話題になりがちで、なけなしのお小遣いから買うのはどうしてもミュージックライフ人気投票のトップに並んでいる(1)ZEP (2)Y…

酒と煙とロック45 (Kクリムゾン/暗黒の世界)

100g税抜3,000円の松阪牛よりこのアルバムとアルコールと焼き鳥を選んだばってんきつねさんにトリビュート。けど100gぢゃすき焼きには少なすぎるよ、せめて1kgは必要です。 でこの「暗黒の世界」、「太陽と戦小栗」や「レッド」よりもやや難解ですが、タイ…

酒と煙とロック44 (Jベック/ワイアード)

これまでもっぱらリッチーさんとペイジさんを中心にコピーしてきましたが、ヴァンヘイレンのエディさんが亡くなったので最近エラプションのタッピングなんぞをコピーしたりしてます。他のギタリストについても単発でコピーしてみたりしましたけど、ちょっと…

酒と煙とロック43 (Vヘイレン/1984)

2020年10月6日、エドワード・ヴァン・ヘイレンが鬼籍にいりました。65才の若さでした。 ヴァンヘイレンは世代が若干ずれるのであまり熱心に聴くこともなく、以前にご紹介した1stアルバムは第2世代ハードロック(私にとってZEP、パープルなどが第1…

酒と煙とロック42 (Jタル/ベネフィット)

ジェスロ・タルといえばイアン爺さんと決まったもんですが。 味わい深いボーカル、変幻自在のフルートはもちろん、情感たぷ~りのアコースティックギターの音色もなんとも言えません。 しかしながらマーティン・バレの存在を忘れてはいけません。彼は2枚目…

酒と煙とロック41 (Dパープル/ファイアボール)

こないだちょと話題になりましたが、CDになってからアルバムにボーナストラックとかがついてきます。 まあお得感とか違うバージョンとかが聴けたりして悪くないけど、これも同じアルバムを何回も買ってもらおうという商売なんでしょう。ただ、レコード世代…

酒と煙とロック40 (EL&P・ファースト)

以前に当ブログ「展覧会の絵」の時、クラシックは刺激がないから眠たい、みたいなコト言いました。 そのエマーソン・レイク&パーマーはやはりクラシックとロックを融合させた第一人者でしょう。というか、けっこうクラシックのカバーみたいなのが多いですが…

酒と煙とロック39 (Uヒープ・ファースト)

年寄りになるにつれて、どうも大きな音が苦手になってきました。まあ余生を静かに暮らしたいのに、それが許されない生活だからでしょうか。 ということで、大音量といえばグランドファンクかユーライアヒープか、と当時は熱く議論が交わされました(ごく一部…

酒と煙とロック38 (Kクリムゾン/レッド)

かつて三重県で、Dパープルを中心とした完全コピーバンドのライブによく行きました。 私のコピーギタラーとしての原点はここでした。そのバンド名は「レッドゾーン」。 ということで、レッドゾーンに突入した(解散の)危機感というモチーフだったのかどう…

酒と煙とロック37 (イエス/危機)

基本的には大作好きなんですが、池田ではないですよもちろん。なんといっても当家はバリバリの浄土宗ですから。 けど、大作といっても駄作の長いのはイカン。レコード片面(CD半分のことね)がそんな駄作だった日にゃ、もーあなた、2,900円とかの半額を損…

酒と煙とロック36 ( Lツェッペリン II )

今年も6月9日はロックの日。 ロックといへばツェッペリン、ツェッペリンといへばロック。 もーこれは宇宙の真理でもあります。 あの「クリムゾン・キングの宮殿」がビートルズの「アビイ・ロード」からビルボード・チャートの1位を奪ったという話は有名で…

酒と煙とロック35 (Jタル/スタンド・アップ)

その昔、LPというレコードの時代の話ですが。 いつもなけなしの小遣いをはたいてLPを買うんですが、見開きをガバッと御開帳したことないのは以前にもどっかで言いました。単にジャケットの背表紙に白い縦筋ができるのがイヤだったからなんですが で何十年も…

酒と煙とロック34 (レノン・レジェンド)

1980年12月8日、凶弾に倒れたジョンレノンの命日です。 基本的にアルバム単位で楽しむので、ベストアルバムはほとんどききません。また、曲単位でアピールするポップ系アーティストもあまり興味ありません。もちろん曲単位で好きなのや、あー良い曲だという…

酒と煙とロック33 (クイーン/シアーハートアタック)

好きなハードロックナンバーは色々あれど。 いつぞやRainbowの記事でおんなしよーな書き出しで"Kill the King"をイチ押ししました。では2番はというとQueenの"Brighton Rock"なんですね、これが。 ただ、1番2番というよりこの2曲が私の中ではブッちぎりです…

酒と煙とロック32 (Pフロイド/原子心母)

邦題の話題だけが先行してましたが。 ピンクフロイドの「肝っ玉母ちゃん」いや「原子心母 Atom Heart Mother」です。ジャケットもなんやよーわかりませんが有名です。 ともかくその後のビッグバンドとしての方向性が見えてくる名アルバムです。 いきなりA面…

酒と煙とロック31 (Dパープル/イン・ロック)

本日6月9日はロックの日ということでザワザワしてると思いますが。 ということでご想像通りディープパープルのイン・ロックです。 何と言ってもまずジャケットがよろしうござんすな。周知の通りアメリカのマウントブラックモアならぬマウントラッシュモアと…

酒と煙とロック30 (Jタル/日曜日の印象)

フュージョン路線で成功したジェフベックに続いて、そのひと昔前の泥臭いフュージョンを。 音楽の進化の多くは融合によるものだと言えると思います。詳しくないのでいい加減ですが、ロックもブルースやジャズが融合して出来ました。 そんな中で、ジェスロタ…

酒と煙とロック29 (ジェフ・ベック/ブロウ・バイ・ブロウ)

いろいろ取り沙汰される邦題ですが、前回のKクリムゾン「ポセイドンのめざめ」は誤訳で有名です。そして今回のアルバムも当初「ギター殺人者の凱旋」とかなんとかちょっと恥ずかしいタイトルでした。 しかし中身は以前に取り上げたBB&Aとは異なるサウンドで…

酒と煙とロック28 (Kクリムゾン/ポセイドンのめざめ)

昔々レコード聴いてて、今CD持ってないのが何枚もあります。 で安い輸入盤なんかをアマゾンで探してポチポチと入手したりするんですが、この「ポセイドン~」はなかなかなかなかったんですね。1stの歴史的名盤「~宮殿」の方向性をふまえた内容だったのは覚…

酒と煙とロック27 (レインボー/虹を翔る覇者)

なぜか無性に「スターゲイザー」が聴きたくなりました。 今年最初のアルバムは、ご存じレインボウの2枚目「虹を翔る覇者 Rising」です。 以前すこし、人生経験が浅く感受性が最も強い10代の時期に聴いた音楽が一番心に響くという話をしました。その曲を聴く…

酒と煙とロック26 (Lツェッペリン/フィジカル・グラフィティ)

いきなりですが、英語の発音は抑揚が一番大事です。 レッド・ツェッペリンの「Physical Graffiti」のグラフィティは落書きという意味ですが、日本人はどうしても「グラ↑フィティ」と「ラ」を上げてしまいます。しかしネイティブの人にこれを言ったら「何それ…

酒と煙とロック25 (EL&P/タルカス)

少し前にエレクトーンのコンクールでJKがELPのタルカスを演奏しててビックリしました。 「ジョジョの奇妙な冒険」にはキングクリムゾンとかと並んでタルカスという登場人物がいるそうです。セカイのオワリっていうピエロみたいなメンバーがいる日本のバ…

酒と煙とロック24 (Uヒープ/対自核)

一時期話題になった(なってない?)ユーライア・ヒープ「対自核」です。 ヒープは日本ではかなり売れたみたいで、ザ・ピーナッツて双子アイドル(当時)がカバーしたほどですが、なぜかフィンランドあたりでは爆発的な人気だったみたいです。 で何が話題にな…

酒と煙とロック23 (Jタル/逞しい馬)

前作「神秘の森」に続くトラッド三部作第2弾です。 そもそもタル初体験がかなり遅く、20才で「Live Bursting Out」をラジオで聴いて完全KOされたのが始まりでした。しかし私にとって後追いのタルにここまでのめり込むというのは大事件でした。 でこの「逞し…

酒と煙とロック22 (Pフロイド/狂気)

70年代ロックでこれを避けて通る訳にはいかないので。 ピンク・フロイド「The Dark Side of the Moon / 狂気」です。 セールスで言えばお化けアルバムですが、ポップス系が大ヒットするのはわかるけど、なぜにプログレがここまで? まあ文学的作品と言えます…

酒と煙とロック21 (Jジョプリン/パール)

少し愛して、長~く愛して。 今は亡き大原麗子さんのあの甘いハスキーボイスが大好きでした。それであのCMからレッドを愛飲するようになりました。 ということで、ハスキーボイスといえばジャニス・ジョプリンです。昨2016年には映画「リトル・ガール・ブル…

酒と煙とロック20 (LツェッペリンI)

1969年はロック界の激変を予感させる年でした。 といっても私はまだ物心のついてない未経験の方形錯乱坊やだったのでよくわかりませんが、新しいロックの爆発前夜といった感じでしょうか。ビートルズが最後ぽいアルバム「アビーロード」(今は「レット~」が…

酒と煙とロック19 (イエス/こわれもの)

曲の長さが3~4分というのは誰が決めたんでしょうか。 理由はいろいろあると思いますが、レコードの録音時間が限られていたからかなとは思います。それと飽きっぽい現代人にとって丁度よい長さなんだろな、と。テレビの歌番組なんかでもいい具合みたいだし。…

酒と煙とロック18 (レインボー/バビロンの城門)

好きなハードロックはたくさんあれど、一番好きな曲はなんてったってRainbowの"Kill the King"です。 という訳で今回はお待たせしましたレインボー3枚目の「バビロンの城門」です。 リッチー・ブラックモアは日本で異常な人気を誇ったギタリストで、何度も言…