酒と煙とロック44 (Jベック/ワイアード)
これまでもっぱらリッチーさんとペイジさんを中心にコピーしてきましたが、ヴァンヘイレンのエディさんが亡くなったので最近エラプションのタッピングなんぞをコピーしたりしてます。他のギタリストについても単発でコピーしてみたりしましたけど、ちょっとやりかけて無理、と思ったのがジェフベックです。ともかくあの音色やニュアンスはとてもマネできるとは思えません。
ということで、3大ギタリストの中でも飛び抜けてとんがったプレイに益々磨きがかかったこのアルバムです。
いきなり変調リズムが衝撃的な「レッド~」と、洗練された未来が見えるような「蒼き風」の2曲だけでメシが食えるアルバムですが、いやいや他もなかなか豪勢です。フェードアウトでA面を終わらせる「ヘッド~」のリードソロはもっと聴き続けたくなります。バラード調から一転して疾走感あふれる「ソフィー」。珍しくアコースティックでスライドを駆使しまくる「ラヴ~」などなど、ガッツリ食欲をそそったり、味わい深くしたり。
純粋ロック聴きナーとしては、まだまだ全体的にファンキーな印象ではありますが、さすがヤン・ハマーのシンセもマイウ~です。もちろん全編インスト曲ですが、ダミ声ではなくギターで歌うのが天才的なジェフ・ベックです。天は二物を与えず。
しかしジャケットがなんともカッコい~ですわ~。
Jeff Beck / WIRED
A面
1 レッド・ブーツ (4:03)
2 カム・ダンシング (5:55)
3 グッドバイ・ポーク・パイ・ハット (5:31)
4 ヘッド・フォー・バックステージ・パス (2:43)
B面
1 蒼き風 (5:54)
2 ソフィー (6:31)
3 プレイ・ウィズ・ミー (4:10)
4 ラヴ・イズ・グリーン (2:30)
つづく