酒と煙とロック 4(クリムゾン・キングの宮殿)
いきなりですが、私の好きな食べ物
第3位 カレー(辛いのが旨いよね~)
第2位 豚カツ(脂ののったロースね)
そして第1位は…
だいたいお察しのとおり
寿司(大トロとか寒ブリとか)
でも
焼肉(もちろん松阪牛)
でもなく、そうです
カツカレーでした ∧( 'Θ' )∧
という事で、
今日の晩ごはんはカツカレーだワン (^ ^)
そこで私の人生における3大カルチャーショック
(その1)カツカレー
私が初めてカツカレーに出会ったのは、友人と金沢へ旅行に行った道程少年の頃。レストランの食品サンプルで、豚カツがカレーライスの上にのっかっているではないですか!! な、な、なんとゼイタクなっっ!! オレの大好きな豚カツとカレーが一緒になっとるでぇぇぇ!!
早速注文して口に入れたとたん、「こ、これわ、まさに味覚の頭脳改革やぁ~」by 彦摩呂。以来、私の好きな食べ物は、3位カレー(↓)、2位とんかつ(↓)、1位カツカレー(新登場)となりました。
(その2)富士山
私が初めてナマ富士山を見たのは、新幹線で修学旅行に行った同定少年の頃。もちろん写真とか映像とかでは子供の頃から見てたわけですが、大騒ぎする同級生と窓の外に目をやるとそこには巨大なふ、ふ、富士山がぁぁ!! いやぁ、東京の人にとってはそれがどうしたの、てな事らしいですが、我々ド田舎に生まれ育った堂亭少年どもにしてみると、よもや実物がこんなデカいとは・・・「こ、これわ、まさに視覚の頭脳改革やぁ~」by 彦摩呂。以来、富士山の大ファンで、つくづく日本人でよかったと思うのです。
(その3)クリムゾン・キングの宮殿
私が初めてキング・クリムゾンを聴いたのは、やはり動低少年だった高校一年生の頃。今までまるで見たことも聴いたこともない音楽。バッハでも美空ひばりでもS&Gでもビートルズでもない、とにかく「歌」という枠から完全にはみ出した「クリムゾン・キングの宮殿」。その衝撃はすさまじく、思わず、「なんぢゃこりゃぁぁあ!!」by 松田優作。
前回「QueenII」が出たからには「クリムゾン・キングの宮殿」に行かなきゃダメでしょう。あの大御所ばってんきつね大御仁もベスト1、2に挙げておられる奇跡のアルバムです。既に語り尽くされた感があるかもですが、ほぼ半世紀たった今も古さを全く感じさせません。
静寂からいきなり炸裂する21世紀の異常者の存在感は半端なく、怒涛のエンディングから一転しておだやかなそよ風に語りかけたと思ったら、超名曲エピタフの荘厳で悲壮感あふれる叫びへと続き、B面では月の光を浴びた少女の妖しげで幻想的な世界からメロトロンを駆使した壮大な宮殿が昇華して果てるまで、あの時代にこれほどまでのモノを完成させた天才フリップとメンバーにはただただ畏怖の念しかありません。
今でこそいろんな音響機器による多彩な音づくりは珍しくありませんが、あの時代にそれまでのバンド音楽とは全く概念の異なるブ厚い音を生み出し、さらに作詞作曲や構成にも驚異の才能があふれまくっています。
ともかく新しい時代を創造した世紀の大傑作であることは間違いないです。
キング・クリムゾン/クリムゾン・キングの宮殿 (1969)
A面
1 21世紀の精神異常者 (7:24)
2 風に語りて (6:04)
3 エピタフ(墓碑銘) (8:49)
B面
1 ムーンチャイルド (12:13)
2 クリムゾン・キングの宮殿 (9:26)
つづく