内部留保課税、はぁ?
濃い毛絶望の党が惨敗したのでどうでもいいですが。
公約に内部留保課税てのがあって、どうせ負けるから関係ないとは思ってたわけですけど、東洋経済オンラインに「内部留保・・・超基本」て記事があったのでちょっとだけ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171021-00193444-toyo-bus_all
確かに基本ですけど、何かヘンな所もあるし、簿記を知らない人にももっとわかるように説明してほしいです。しかも延々と4頁も誰が読むんでしょうか?
で、なるたけ簡単な内部留保の説明を試みます。
例えば税金と配当を支払った後の利益が1億円だとすると、これが内部留保となります。この時バランスシート(以下BS)では左側の資産(現金)が1億円増加し、右側の元手である内部留保も1億円増加します。
しかし同時に1億円の土地を購入すると現金はゼロとなりますが、現金が土地に替わるだけで元手の内部留保は1億円のままです。
仮に同じ決算を10年繰り返すと、BSの土地と内部留保それぞれ10億円になりますが、現金残高は相変わらずゼロです。この内部留保10億円は「既に投資した」土地代金の元手としての会計記録でしかなく、実態は何もありません。
この内部留保に課税する問題についてはあちこちで記事になっているので割愛しますが、ともかく「無限」地獄課税ですね。
まあ都条例の家庭内禁煙といい、この内部留保課税といい、こんなマヌケがこれ以上のさばらずに済みましたけど。