日本版「禁酒法」すぐそこに
私は共産主義者ではなかったから何もしなかった。
こう始まるのはマルティン・ニーメラーの有名な言葉です。
今の時代、以下はこうなるでしょう。
次にポルノを規制強化したとき、
私は品行方正なので何もしなかった。
次に喫煙者を攻撃したとき、
私は嫌煙主義者だから一緒になって攻撃した。
そして彼らが飲酒を攻撃したとき、
酒好きの私は何とかしようと行動したが
私のために声をあげる者は誰もいなかった。
この4月から厚生労働省にアルコール健康障害対策推進室が設置されました。3年前にアルコール健康障害対策基本法が施行され、その対策として
1 飲み放題などのサービス禁止
2 自販機での販売制限
3 飲める場所を徹底的に制限
4 税率の大幅な引き上げ
タバコ撲滅を目前にした厚労省やWHOなど嫌煙集団の次の標的はアルコールです。そのうち花見やバーベキューでの飲酒が禁止になるだけでなく、近い将来には飲食店のアルコール提供も禁止になるんでしょうね。
こうして美味しいもの、楽しいものはどんどん淘汰され、芸術もオタク文化も衰退していき、残るのはキリスト教的禁欲主義のつまらない人間がはびこる世界でした。