景気回復を阻害している元凶
この外人さんも今イチわかってないすね。
日本の消費税の議論はなぜ「こんなに的外れ」か
https://toyokeizai.net/articles/-/285131
デービッド・アトキンソン 2019/06/07 東洋経済ONLINE
長いので要約すると、日本の景気低迷は消費税増税よりむしろ高齢化などによる生産年齢人口=消費者人口の減少によるものだ。そして消費税をすべて消費者に負担させているのに、給料は低いまま。従って消費を増やして景気を回復させるには、各企業が生産性を向上させ、最低賃金を消費増税の比率以上アップすべきだ、ということです。そして給料を引き上げられない無能経営者は退場しろ、とも。
いやお説ごもっとも、わかってるんですけどね。
しかし日本では、零細企業やフランチャイズ店舗の合理化は極限まできてるんですよ。彼らが従業員の賃金を上げられない理由のほとんどは努力や才能が足りないからではありません。そう仕向けているのはすべて得意先の大企業や本部のコスト締付けが原因です。
まだ最低賃金は法令で規制することができますが、問題は従業員全般の賃金抑制主義と下請けイジメをする大企業の構造的問題です。そしてそれを指示している大モトが大企業の利己主義経営者連中なのは明らかでしょう。大企業も生産性向上でねん出した金が従業員の給与にまわるのは最後の最後です。
ヤツらには「企業は人なり」などという観念はありません。使えない従業員など切り捨て?今は終身雇用の時代ではない?
終身雇用に守られて、要領とゴマスリや運だけで今の立場になれたくせに、よく言うよ。勘違いするな、間違っても才覚などありはしませんから。
これもある意味イジメです。