SMOKE on the ROCK

タバコとロックとすけろく

厚労省の印象操作(子どもの肥満)

またぞろ出ました厚労省の印象操作。

 

親が喫煙、子どもに肥満傾向 厚労省「統計的有意な差」

朝日新聞デジタル 3/28(火) 21:05配信

 

要するに、喫煙者の子供は肥満率が高いという調査結果が出たが、これはたまたまではない、と厚労省のアホ官僚が公表し、あたかも受動喫煙は肥満の元だというような印象を与える記事をアホ新聞が掲載した、という話。

さすがにコメント欄にはこの記事に対する批判的なものが圧倒的ですが、案の定、同調者だけでなく批判者ですらこれを「受動喫煙の結果」として解釈している人が結構みられます。

 

この調査結果からわかるのは(この調査が公正だという前提で)、

何らかの生活環境が原因で、親は喫煙者であるという傾向、子供は肥満であるという傾向がある

ということだけです。つまり、タバコが健康に良くない、という事はこんな調査からは何ひとつわかりません。この調査において、親の喫煙はあくまで結果であって、親の喫煙が子供の肥満の原因である、とはなりません。

科学的な因果関係ははっきりしない(当たり前ですが)、と言いながら、タバコ以外の影響については「可能性もあるが」でやり過ごすだけでなく、環境の影響を排除しても結果は正しく、あたかも親の煙を吸わされると肥満になる、というような印象を植え付けることを意図した完全なる詭弁です。

 

そもそも、どうして親の喫煙と子供の肥満のデータだけをわざわざ取り出すの?パラノイア厚労省も必死すぎですね。あまりにもアホらし過ぎて、ほとんどのまともな大人がとりあわないのも当然です。(ガキが読むと見事に洗脳されるかも)

さらに喫煙が食欲を減退させる事は良く知られているので、それに反するこのような一見センセーショナルな調査結果と記事はあまりにも強引すぎると誰しも思うわけです。

 

それと、もしこの調査が厚労省の正林健康課長や福島健康局長の思い通りの結果にならなかったら、果たして公表されたでしょうか?まずあり得ないですね。

万が一公表されても記事になったでしょうか?絶対にあり得ないですね。

 

 

参考(2017/03/28 記事の内容)******************

 

 喫煙者の子どもは肥満の確率が高い――。厚生労働省は28日、こんな調査結果を公表した。科学的な因果関係ははっきりせず、他の要因が影響している可能性もあるが、担当者は「統計的に有意な差が出た」としている。

 

 2001年生まれの子ども約5万人の追跡調査を元に、13歳になるまでの計11回分のデータを分析。生後6カ月の時点で両親とも非喫煙者か、少なくともいずれかが喫煙者かで比べたデータを分析した。

 

 その結果、親が屋内で吸っていた子どもが肥満になる確率は、非喫煙者の子どもと比べて男児が4歳以降に20~58%、女児が2歳以降に21~71%高かった。親が屋外で吸っていた場合では、男児が5歳以降に15~29%、女児が5歳以降に18~33%高くなった。

 

 母親に間食や夜食の習慣があったり、子どもが朝食を食べていなかったりするなど肥満に影響する可能性のある要因を排除して推計しても、有意な差が残ったという。(伊藤舞虹)