転職者をなめている自称プロ
二股かけずに他社を断ってから来いとか、やたら熱意や愛社精神を求めるとか、すごい上から目線ですね。
「転職をなめている」プロが斬り捨てたくなる、応募者の「バカ正直」なセリフ – MONEY PLUS(早川勝「転職の鬼100則」)
2020/09/30 配信
何年か前に転職活動をした知人から聞いた話をこの記事で思い出しました。(記憶が定かでない部分やフェイクもありますが、大枠はこんな感じです)
面接官:前の会社はなぜ辞めたんですか?
知人:長距離通勤で体調を崩したので
面:なぜそんな遠方の会社に?
知:転勤で異動になりました
(他社の面接官はここで納得しましたが)
面:その会社にはそこに事業所があるのが
わかってましたよね?
知:零細ならともかく、拠点が1か所しか
ない会社って逆に珍しいと思いますが
面:でも仕事てのはそーゆーものですよね
知:この歳で今さら転勤して出世とか考えて
いませんので
面:わがまま言える立場でないと思いますが
知:どーゆー立場ですか?
面:雇われているという立場です
知:御社も入社してもらうという立場です
から、今は対等ですね
面:選んでもらう立場で思い上るのもどうか
と思いますよ
知:まるでお見合いの席で女はもらわれる
立場だと言われるのと似ていますけど、
男性も選んでもらう立場だと思いますが
面:という事は二股をかけてるんですね?
知:今の所他社から内定を頂いております
面:だったら何しにここに来たんですか?
知:御社が第一志望「だった」からです
面:ならもっと素直な対応をすべきでしょう
知:今のご質問で少し印象が変わりましたので
面:期待したけど甘くはなかったと?
知:少なくとも他社はもう少し白っぽい
ような印象を受けました
面:うちがブラックだと言いたいんですか?
知:御社自体はそうではないと信じてます
面:もう結構です。お引き取りください
知:本日は訪問させて頂いた甲斐がありました
ありがとうございました
後日、この会社を紹介してくれた人の話によれば、他の応募者はツッコミの早い段階で「そうですね」と引き下がって無難に収まっていたそうです。ただ知人は最後まで反論したのでこの面接官の本性が露呈し、同席していた上司から叱責されて面接担当から外され、ほどなく人事部からショムニみたいな雑用担当部署に異動になったとのことらしいです。
ひょっとして面接官は6回も転職したこの記事の筆者だったのかも。