SMOKE on the ROCK

タバコとロックとすけろく

ベンツ運転の社長が一般道146km/h

私の地元中の地元での事故でした。

 

ベンツで“時速146km”出してタクシーに衝突 客ら5人死傷させた罪に問われている57歳男

http://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=87798&date=20190619

2019/06/19配信 東海テレビ

 

昨2018年12月29日午後10時前に、三重県津市の国道で発生した事故で、加害者のベンツが時速146km出していたことが判明しました。

画像はグーグルストリートビューの事故現場です。

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忘年会帰りの4人を乗せたタクシーが右側「さと」の駐車場から、中央分離帯を越えて反対車線に出る為に国道を横切ろうとしていたところへ、画面正面から猛スピードで暴走してきたベンツが突っ込み、タクシーの運転手を含む5名の内4名が死亡しました。

加害者のIT企業「ビーイング」社長だった末広雅洋(57)は危険運転致死傷罪で起訴されたようですが、この社長は普段からこんな運転していたらしいです。しかも当時は雨が降っていたとのことですが、頭おかしいです。今時の経営トップのメンタリティなんでしょう。そこのけそこのけオレ様が通る。

 

昼間でもこの程度の交通量ですから、100km/h近くで走る車も結構います。しかも画面の正面方向にある津駅からこの辺りまでの津市中心部約3kmは、スピードを出せばほとんど信号ノンストップで通過できます。それでも見通しがいいので、ここを横切るのはそれ程困難とは思われません。

しかし、正面の一番大きな百五銀行本店ビルから500m、その横の岩田橋を越えてきた車のヘッドライトは遥か彼方の点にしか見えず、他の照明などと区別がつきませんが、そこから10秒やそこいらで到達です。恐らく明確にヘッドライトを認識して4~5秒、一番手前の信号まで100mですが、そこからだとたったの2秒です。

タクシー運転手も注意義務を怠ったことで書類送検(被疑者死亡で不起訴)されましたが、制限速度60km/hの道路で、よもやプロ野球投手のストレート並みの速度で鉄の塊が飛んでくるとは夢にも思わないでしょう。そんな状況で、不起訴とは言え亡くなったタクシー運転手に責任の一端を負わすのはあまりに酷だと思います。

 

 ちなみに「さと」の駐車場は後ろ側にも出口があり、私はいつもそこから画像正面の信号交差点に出ていますが、例え10mでも余計に走行するのは酔っ払いの乗客が許さなかったのでしょうか。もしそうならこのタクシー運転手が益々不憫です。