日大アメフト反則プレーの真相

多くの人が既にウスウス気づきはじめていると思います。日大監督コーチを徹底的に叩く流れの中で、彼らを擁護する論調が出ないのは当然ですが。

彼らの指示の本音は、

「"結果的に"反則になりケガをさせてもかまわない。もし１プレー目でできなかったら次は無い」

まあギリギリを越えた汚いプレーを指示したわけですが、日大選手は相手にブロックされて目指すQBに近づけずにホイッスルが鳴りました。しかし強迫観念にとらわれた彼は、とにかく１プレー目で相手QBをつぶすことしか考えられませんでした。

そして曲がりなりにもやったから交代させられませんでした。

しかしこの問題の本質は、試合中も試合後も内田前監督がこの事態を完全にナメきっていたところにあります。わざわざ「反則を犯してケガをさせろ」と明確に指示した訳ではなく、あんな酷い反則をするとまでは予想しなかったけど、試合中の事だから問題ないだろうと。

しかし雲隠れなんぞしてないで早い時点で

「まともな指示もせず、彼を追い詰めてあのようなプレーをさせてしまった。そしてあれだけ露骨な反則でも、何もできなかったよりずっと良かったと考えていた自分の感覚マヒが諸悪の根源。指導者失格を痛感し、監督を即刻辞任します」として誠実に謝罪しておけば、せめて理事の座は守れたかも知れません。本来の意味での確信犯(正しいと思ってやらせた)だったということを告白してしまえば良かったのです。

まあ指示があったかなかったか、マスコミも世間も白黒つけたがりますが、内田前監督も「文書で」などと木で鼻をくくったような返事をせず「なかったと言えばなかったし、あったと言えばあった。そんな単純なものではない」と答えるべきでした。そしてとにかく「選手は何も悪くない」とかばう姿勢を徹底することが大事でした。

けどしかし自己保身の権化ですからね。さぞかし下から嫌われてるんでしょう。かしこくないですね。 私の会社で、部下達から持ち上げられてではなく、部下達を這いつくばらせて踏み台にして出世していった元上司とカブるわ～。

まあ後からなら何とでも言えますが。