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「わからない」は不正の証拠

医学部入試で女性の合格率が異常に低かった問題です。 

「なぜ私が不合格になったのか」――医学部不正入試、被害女性の苦悩と闘い(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

2021/04/06 配信

記事の概要は、2018年に発覚した医学部入試の不正判定問題で、被害女性が3つの大学から「不合格は誤りだった」との連絡を受け、損害賠償請求の民事訴訟を起こしたというものです。

たしかに附属病院の過重労働をこなす医師は男性のほうが、と合否操作を必要悪だと考える大学側の事情もわからなくもないですが、一方で女性医師を増やすことが時代の要請でもあります。

 

こんな女医先生とか。

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記事によると、3大学とも不合格の理由について「わからない」「資料が残っていない」、しかしあくまで性別が理由ではなく総合判断で裁量の範囲内だと言い張り、一切情報を開示しないようです。問合せに対しても「個別の事案に回答しない」とほざいていますが、それを証明できなければ不正があったとみなすという法制度にでもしない限り、裁判での追及は困難なわけです。

まあこれは一見疑わしきを罰するようにも見えますが、不正がなければその証拠が被疑者側にあるのが明らかな場合、資料がないといったいわゆる「不見当」は認めないとすべきでしょう。今回の場合でも、不正でないという証拠を提示できる状況であり、決して悪魔の証明ではないと思います。

そもそも、不正がなかったとうそぶくなら「不合格は誤りだった」と連絡してくるのもおかしな話です。