地下鉄運転士のヒゲ禁止訴訟

先日判決のあった裁判です。

地下鉄運転士「ヒゲ禁止」は違法 大阪市に賠償命じる

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000572-san-soci

2019/1/16 産経新聞

規則を守らないのが悪いとの意見が大勢です。まあ税金で給料もらってるとかそういう問題ではないと思うけど、ヒゲに好意的な日本人は少ないようです。

世の中には茶髪やピアスを禁止する組織が多く、ヒゲ禁止も止むを得ないとは思います。しかし日本の習慣的な歴史から見ると、茶髪やピアスは近年の若者の流行ですが、ヒゲは昔から一般的に認められてきたものです。

特に大阪市がヒゲ禁止としたのは2012年なので、顧客と向き合うことのない運転士であり、入社以来何の問題もなかったのがある日突然一律にダメと言われた訳です。セクハラが禁止になったのとは訳がちがいます。

そしてこれは、ちょっと前まで社会通念上まったく問題のなかった喫煙と同じ構図です。何百年も日常生活にとけ込んでいたのに、確たる証拠もない風評があっという間に拡散してしまい、今ではまるでセクハラと同列のような扱いです。

我々昭和の社会人世代は喫煙自由な会社とかに就職したのに、後になって禁煙を強制されるなど、当時は想像だにしませんでした。

昭和はよかった。

天皇陛下ばんざーい！