一ヶ月以上前の記事ですが見落としてましたので今頃。
「喫煙者はコロナに感染しやすい」のウソ 志村けんさんの死でも話題に | デイリー新潮
2020/07/04 配信
4月に当ブログで「喫煙はコロナを予防するのか」として上げましたが、それを後押ししてくれるような記事です。各国の調査報告によれば、コロナ感染者の喫煙者の割合が一般の喫煙率を大きく下回っていたそうです。
この記事の数字をまとめると、
国内喫煙率 感染者の喫煙率 調査人数
中国 27.7% 7% 1,590人
米国 13.8% 5.1% 4,103人
フランス 35% 5% 482人
韓国男性 35.8% 感染者5,000人
韓国女性 6.5% 感染者7,000人
一方「日本禁煙学会なる団体(記事原文ママ)」は、6月17日付毎日新聞朝刊の記事(喫煙歴のある人は重症化リスク14倍)を根拠に〈喫煙者はコロナにかかりやすく重症化しやすい〉と断言しているらしいけど、この毎日の記事自体が武漢のコロナ患者わずか「78名」の内、喫煙者はさらにたった5名中3名が重症化したというもの。しかも残り73名が非喫煙者ということは逆に「かかりにくい」てことになるわけだし。
つまりタバコを悪物にするためなら「こうした乱暴がまかり通ってしまう」ということです。言ってみれば、亡くなった志村けんさんは手術歴や肺炎の病歴などもあったものの、ことさら喫煙者だったことだけを取り上げて「喫煙していたから亡くなった」と決めつける危険な思考パターンですね。
まあ、いったん感染すると喫煙者のほうが重症化しやすく、何年禁煙してても同じというのはわからんでもないですが、やはり喫煙者が感染しにくいというのもあながち否定できないみたいです。少なくとも喫煙者が感染しやすいということは無さそうです。