SMOKE on the ROCK

タバコとロックとすけろく

アイドリングストップの弊害

アイドリング勝手にストップ機能について再考します。

 

停車の度にいちいちエンジンを止めればバッテリーやプラグ類の負担が増えるのは確かですが、耐久性にほとんど影響ないから気にしなくてよい、というのは十分わかります。

じゃあ、停車の度にいちいちエンジンを止めればガソリン消費量を減らすのは確かですが、そんなのは大した節約にならないから気にすることはない、と言ったらどうでしょう。

ちなみに渋滞などでアイドリングストップを繰り返す状況では、ガソリン消費量が減らない場合もあるらしいので注意が必要です。

 

そして例えわずかでも燃料消費量を削減する為には、こまめにアイドリングストップした方が良いというのがこの機能のコンセプトな訳です。

一方で、例えわずかでもバッテリー等を長持ちさせる為には、こまめにアイドリングストップしない方が良いという考え方もありですよね。

 

要するに、いちいちアイドリングストップする効果も、その機能を停止させてバッテリーの寿命を延ばす効果も、たかが知れたものでどっちもどっちてことですね。

ちなみに、アイドリングいちいちストップ機能を装備している「なんちゃってエコカー」のバッテリーは消耗が激しいので容量の大きいものを積んでるという話です。ということは、まさかそのコストを自動車メーカーがサービスしてるとでも?

 

さらにこのアイドリングストップの話は、例えわずかでも健康に悪影響がある喫煙はやめた方が良いという主張によく似ています。アイドリングストップによる負荷が耐久試験で十分検証されているのと同様、煙草の安全性も何百年もの人体実験で十分検証されていますから。

つまりアイドリングストップによる効果も、煙草の悪影響も、量を無視して性質だけが意図的に誇張され喧伝されているのは同じだということです。

実際には、アイドリングストップが不愉快かどうか、煙の匂いが嫌いかどうか、という感情的な問題であって、耐久性や健康という実態は些末な問題なのです。

 

まあアイドリングストップはCO2削減という大義名分があるので大手を振ってますが、その影響度も結局は地球環境にとっては微々たるものでしょう。

そしてバス会社などは地球環境の為といいながら企業イメージUPを図り、あわよくば燃料コストも削減しようという魂胆でアイドリングストップやってますけど、本音は地球環境なんかまったく興味ないと思いますよ。自動車メーカーも同様にエコカーを売ってますが、これも営利だけを目的とした単なる環境ビジネスです。

 

結局、我々消費者だけが踊らされているという話でした。